長期熟成酒研究会

2.長期熟成酒研究会の活動

長期熟成酒研究会では、「熟成古酒製造技術の向上」と「熟成古酒消費活動の普及啓蒙」という当会の目的に沿って活動しています。具体的には、以下のような内容の活動を行っています。

技術交流会・講演会

研究会会員間における、熟成古酒研究のための技術交流会です。技術交流会では、会員それぞれが自社製品(製品化されていない試作品を含む)を持ち寄り、互いにそれを利き合い、活発な意見交換がされています。

  • 熟成古酒の醸造方法と熟成の進み方
  • 熟成年数、温度などが熟成に与える影響
  • 熟成古酒の美味しい呑み方
  • 熟成古酒に合う肴と食事
  • 熟成古酒のPR方法、販売方法

等々、非常に幅広い話題が話し合われています。

講演会形式で行う場合は、会員内部で講師をお願いして話をしていただく他に、外部から講師を招聘してお話をお願いする場合もあります。

また、研究会会員蔵元の訪問なども行われており、単なる技術交流の枠を超えての交流活動も行われています。

平成23年11月18日 熟成古酒の会 下越酒造 佐藤社長による講演

熟成古酒の会2011
下越酒造佐藤社長の講演

熟成古酒の会2011

熟成古酒の会2011
参考出展の熟成古酒

イベントの主催

現在は、一般の消費者のみなさまを対象として、春に「熟成古酒ルネッサンス」を開催しています。このほかにも、業界関係のみなさま向けのイベントなども企画しています。

以外にも、6月の「日本酒フェア」などへの出展等々、各種イベントへも積極的に参加し、熟成古酒の幅広い認知に向けたPR活動を行っています。

また、今後は、飲食店での熟成古酒イベント、街頭での試飲・物販イベントなども積極的に企画し実施していく予定です。

なお、今後のイベント開催予定につきましては、イベント情報をご覧ください。

熟成古酒ルネッサンス2012 数々の熟成古酒を利く来場者

熟成古酒ルネッサンス
2012

熟成古酒ルネッサンス2012 自家熟成酒コーナー

熟成古酒ルネッサンス
2012

 

日本酒百年貯蔵プロジェクト

日本酒百年貯蔵プロジェクト

日本酒百年貯蔵
プロジェクト

独立法人酒類総合研究所および東京農業大学との共同プロジェクトとして、日本酒を百年間貯蔵熟成させる「日本酒百年貯蔵プロジェクト」が進行中です。

独立法人酒類総合研究所では、赤レンガ酒造工場の地下貯蔵室で貯蔵熟成を行っています。貯蔵開始は平成20年(2008年)ですから最終的な開封は2105年の予定です。

東京農業大学では、短期部の貯蔵庫で貯蔵し、3年毎に経年変化の観察を行っています。

日本酒百年貯蔵プロジェクト」でも、より詳しくご紹介しています。