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梁井顧問連載コラム:熟成古酒の魅力(連載中)
第9回:My古酒の楽しみ方(2)
長期熟成酒研究会顧問 梁井宏
2012年10月10日(水)
そこでお勧めするのがMyブレンドの熟成古酒です。
その方法は極めて簡単、濃熟タイプで個性の強い熟成古酒が手に入ったら、それをストレートで飲むのではなく、日常的に飲んでいる日本酒とブレンド(混ぜ合わせる)するのです。
もちろん、個性の強い熟成古酒をそのままで飲めば、その酒ならではの美味しさはありますが、先にも書いたとおり、日常的に飲むには値段が高すぎる上、比較的味の淡白な料理には合わせにくく、かえって料理の味を邪魔することになりかねません。
そこで、普段飲んでいる酒にこの熟成古酒を適当にブレンドして、料理との相性を楽しもうということです。
熟成古酒の成分は非常に濃いので、ほんの数滴加えるだけで、元の酒の香りや味はガラッと変わります。
料理との相性はすでに説明したとおり、似たもの同士は良く合うというピタピタ理論から、味の濃い料理には熟成古酒の比率を多く、味の薄い料理にはその比率を少なくするなどの工夫で、楽しめる料理の幅は非常に広くなります。
熟成古酒への入門としても、この財布にも優しいMyブレンド古酒をお薦めします。