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梁井顧問連載コラム:熟成古酒の魅力(連載中)
第12回:My古酒の楽しみ方(5)
長期熟成酒研究会顧問 梁井宏
2012年11月22日(木)
3.記念酒
私たちは誕生をしてから一生の間の節々に、成人になった、就職した、結婚した、子供が生まれた、家を建てた、課長に昇格した、退職したなどなど、記念すべき日が必ずあります。
その記念を祝って、My古酒を創るのです。
理屈は先の自家熟成の応用ですが、その楽しみ方は、例えば結婚を記念して自家熟成を始め、10年後の10周年記念日をその酒で祝う。子どもの誕生を祝って自家熟成を始め、子どもが成人した日に一緒に飲むなど、その記憶とともに喜びは数倍になること間違いありません。
この場合の助言は、
- 熟成を始めたきっかけとか、覚悟などを一言書き添える
- その日の新聞紙で丁寧に包む(その当時の社会情勢が分かる)
- 忘れないように、何らかの記録を残す
などです。
光陰矢のごとし。時間だけはすべての人に平等に与えられ、何もしなくても10年、20年はあっという間に過ぎ去り、決して取り戻すことはできません。
「思い立ったが吉日!」
今すぐ、My古酒創りに挑戦しましょう。