岩瀬酒造株式会社

研究会長期熟成酒研究会会員
代表銘柄岩の井
郵便番号299-5102
住所千葉県夷隅郡御宿町久保1916
Tel0470-68-2034
Fax0470-68-5791
メールoffice@iwanoi.com
ウェブhttp://www.iwanoi.com/
ネット
事業内容 醸造
貯蔵熟成

創業は、享保8年(1723年)。代々当主の副業として受け継がれ、大正時代より本格的に酒造りに力を入れてきました。現当主、岩瀬能和は、11代目になります。「岩の井」の由来は、「岩瀬の井戸」を表現しています。

蔵から10分程で「月の沙漠」と命名された御宿海岸が拡がっています。蔵の仕込み水は、海岸に近いため地下水が貝殻層を通り、「硬度12~13」と日本国内でも硬度が高い水です。カルシウムやカリウムが多いと養分が多く発酵が旺盛します。硬度の高い水を使用し「山廃酒母」で仕込みをすると、旨味のある濃醇で酸のしっかりしたお酒になります。岩の井の酒質の特徴である、米の旨味を引き出すために「山廃仕込み」にこだわり、現在、全体仕込み量の三分の二以上を「山廃仕込み」で醸しています。平均精米歩合は60%以下で普通酒でも65%です。大吟醸を除けば原料米のほとんどを千葉県産にこだわっています。

岩瀬酒造では、昭和5年(1930年)より吟醸酒を醸造し、鑑評会で数々の賞を受賞。販売せずに貯蔵していた出品酒を十年後に試飲したところ、素晴らしいお酒になっていたことをきっかけに、昭和40年代から本格的に貯蔵するようになり、現在に至っています。